私は常々小泉純一郎氏の靖國神社参拝は保守擬態であると見ていました。小泉氏が遊就館行き、特攻隊員や日本軍兵士が家族に宛てた手紙を見て泣いている映像が映し出されていた事がありましたが、村山談話を踏襲し、日本人が地道に貯めた資産をいとも簡単に売り飛ばす「郵政民営化」を決めた段階で、すでに私の中では「売国奴」扱いとなっております。
もちろん、小泉政権時代の全てが悪かったとは言いません。外国人犯罪の対策や、日本人の食育推進などに関して積極的な政策も行っていた事は評価していますし、拉致被害者である地村夫妻、 蓮池夫妻 、曽我ひとみさんらが帰国したのも小泉政権時代の出来事です。
そして、世間では8月15日を終戦記念日などと言いますが、こんなものは記念日でも何でもありません。日本の敗戦が全国に知らしめられた「屈辱の日」なのです。こんな屈辱の日に、「靖國神社へ参拝する・しない」を政局に利用した小泉氏を私は「国賊」だと認定しております。
そう、彼が流した涙は英霊への「感謝の涙」ではなく、「死んでしまって可哀想に…」と哀れみから出た涙だったのです。だから彼は「不戦の誓い」などという言葉をいとも簡単に放言出来るのです。「彼らに報いる為にも、我々の手で日本を護り続けなければならないと誓いました。」とぐらい言うべきなのではないでしょうか。
誰しも戦争に行きたいなどとは思わないでしょう。ですが、日本が苦しい時には戦わねばならぬと思う事も自然な事のはずです。それは、日本を護るためだけでなく、先祖代々続く家族を護るためでもあったのであり、我々はそんな七生報國の精神を貫いた英霊の御心に感謝申し上げるために、靖國神社に参拝するのです。
小泉氏にそのような精神が無い事は、郵政民営化に関連したこの度の「簡保疑惑」問題にも顕著に表れており、皇室典範改悪、国会一院制など、彼が理想としていた政策はことごとく日本の伝統と文化、精神を破壊するものばかりだと痛烈に批判せざる得ないことばかりです。
そこまでの売国精神を持ちながらも、この日本で「生きていられるだけでも有難い」と、小泉氏は思うべきでしょう。マスコミが必死になって小泉氏を持ち上げる理由は今更説明する必要もないでしょう。
水間政憲氏のFreeJapanより下記に転載いたします。ご連絡くださった皆様、ありがとうございます。
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緊急拡散「日本の膿を出せ」(水間政憲) 2009/02/21 10:14:53
小泉純一郎元首相が、 モスクワまで行って発言した一連の行動は、「 簡保疑惑」が「簡保疑獄」へ進行することを予知したことなのだろう。
鳩山大臣は、2月20日、 日本郵政の文書に日本郵政、 メリルリンチ証券、 オリックスなどを隠語で呼び合っていた事実を明らかした。そして、「2年間を待たずとも、一括購入した物件を、直ぐに売買できる「売り飛ばし条項」が入っていた」と、記者会見で憮然として発表した。
また、衆院総務委員会でも、落札した業者を「濡れ手に粟」とか「転売、転売これを土地転がし」などと答弁していた。しかし、NHKのニュースでは、一番大事な「売り飛ばし条項」が、日本郵政の書類に記載されていた事実を報道しなかった。
「日本郵政民営化利権」のドアを開けたら、戦後最大の「大疑獄事件」が見えてきた状況なのだ。
この一週間の小泉元首相の行動は、 小泉劇場『落ち目の三度笠』を無理やり見せつけられているようで、哀れの一語に尽きる。
日本の マスメディアは、どさ回りの「安ぼったいシナリオ」が大好きなようで、いまや 報道機関とはいえない。今回の小泉劇場は、「日本郵政民営化疑獄」が弾け飛ぶ前にあって、急遽シナリオを書いたためか、振付も準備不足で、ドーランを塗り忘れたようだった。
それで、小泉元首相の顔は青ざめ、生気はなかったのか。
この「日本郵政民営化疑惑」は、100年に一度の「大疑獄事件」に発展する可能性を秘めている。
100年に一度の「 経済危機」は、経済だけでなく売国法案など、国の根幹を揺るがす問題も同時進行している。
「簡保疑惑」は、100年に一度、日本の膿を出すことのできる千載一遇のチャンスです。
これまで、『人権擁護法案反対要請受付国民集会』(2008年3月10日)や『国籍法改悪阻止』を、皆様と共に闘ってまいりましたが、国民に真の日本の現状を知らしめるには、国民も注目している「簡保疑惑」を、国会で明らかにすることだけでなく、 東京地検特捜部が 強制捜査に着手することが必要なのです。。
そこで、いままでの経験から、皆様にお願いが御座います。
それは、 東京地検特捜部長と 麻生首相・ 鳩山総務大臣・ 森法務大臣に「日本郵政公社売却物件」と「日本郵政売却物件と簡保の宿の疑惑入札」に関して、徹底的調査・捜査・摘発を実施して頂けるように、いまはこの一点に集中して、要請FAXをお願いいたします。
特捜部も、全国から徹底解明を求める要請FAXが届いたら、国民の声を無視することなどできないのです。
国民が覚醒するには、「お金」に絡んだ疑惑から導くのが、いままでの経験から一番近道なのです。
いま鳩山総務大臣が、国民の壁となって奮闘しているのを、我々は応援する義務があるのです。
それは、この日本を自分達の手で護る日本人としての責任なのです。
皆様の御奮闘をお祈りいたします。
ジャーナリスト・水間政憲
ネットだけ、全文を条件に転載フリーとします。
2009年2月21日 http://www.freejapan.info/?News