≪イージス艦、支那(中国)の陰謀論≫
最近、マスコミのイージス艦に対する一方的な「悪玉」偏向報道に飽き飽きしている人も多いのではないかと思います。
前々エントリーでは、今回のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の事故ではマスコミが報じるように本当にイージス艦側だけに責任があるのかという疑問を投げました。
頂いたコメンテーターの皆さんのご意見をまとめると、被害に遭われた方に対してはお気の毒な事には変わりないが、この事故はやはり漁船側にも過失がある可能性があり、陸上と同じ「100対0」の過失責任などあり得ない事が分かりました。
しかし、初動やその後の対応で様々な不備があったのは事実のようだが、なぜここまでしてマスコミは自衛隊、または防衛省を叩く事に躍起になっているのかという疑問が自然と沸いてくる。
その疑問を払拭できるかどうかは個人個人の判断にお任せするが、この事故の裏に注視するべき報道があったことを2つほど示しておきたい。
◆日本も衛星攻撃能力=米ミサイル、海自発射と同型(時事通信)
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【ワシントン26日時事】米国防総省は25日、先に実施した偵察衛星撃墜の成功を確認したと発表した。撃墜に使用された海上配備型迎撃ミサイルSM3は、昨年12月に海上自衛隊のイージス艦「こんごう」が実射試験で発射したSM3と同じ型式で、今回の成功によって、海自も低高度の衛星に対する攻撃能力を備えていることが明らかになった形だ。
同省によると、SM3にはブロックI、IA、2011年配備予定のブロックIB、日米が共同開発中で、長距離弾道ミサイルも迎撃できるとされるブロックIIA型などがある。
同省によると、米イージス艦「レイク・エリー」が撃墜のために発射したSM3はブロックIAで、「こんごう」が発射したものと同型。米政府筋によると、日本は昨年、9発のブロックIAを購入している。
〜ここまで〜
◆米国の衛星撃墜、中国が憂慮示す(読売新聞)
〜ここから〜
【北京=佐伯聡士】米国が偵察衛星をミサイルで撃墜したことについて、中国外務省の劉建超・報道局長は21日の定例会見で、「我々は、こうした行動が宇宙の安全と他国にもたらすであろう損害を追跡しているところだ」と述べ、憂慮を示した。
有人飛行や月探査衛星などの打ち上げを次々に成功させ、米露に迫る「宇宙強国」を目指す中国は、今回の衛星撃墜により、宇宙軍事技術で圧倒的優位に立つ米国がさらに技術開発に弾みをつけると見て警戒を強めており、これをけん制するものとみられる。
軍事的能力の向上には宇宙開発が不可欠で、宇宙を制する国だけが軍事的主導権を掌握することができるというのが中国の本音だ。
中国は昨年1月にミサイルによる衛星破壊実験を行ったが、戦略目的など具体的な説明をしないまま、「宇宙の平和利用」を主張した。
この破壊実験では、高度850キロ付近の軌道上で多数の破片が発生。米国の科学者団体は「衛星に当たると破壊力のある1ミリ以上の破片が200万個発生し、10年以上漂い続ける」との試算を発表した。
〜ここまで〜
つまり、米国と同型の「こんごう型」イージス艦を佐世保に2隻、舞鶴に1隻、横須賀に1隻を持つ日本は、宇宙空間での制空権を得たい支那(中国)にとっては「目の上のタンコブ」以上の存在であり、この上記の2記事を見ればこの米中冷戦時代に「日本」という敵国がもう一つあることを示している。
ならば、支那(中国)としてはTVでもマスコミでも何でも使って、日本人に対して「イージス艦は悪玉!」というプロパガンダを使って洗脳し、防衛省ごと悪玉論にすり替え、イージス艦が行う国防活動に対して国民の総意を削ぐ事で、少しでもイージス艦の影響力を排除させようと画策している事は想像に難しくないと考える。
これが、「イージス艦、中国の陰謀論」である。
(餃子テロ問題もどうなったんだ?)
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