イージス艦の当直士官、交代時に漁船認識も回避行動とらず(読売)
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海上自衛隊のイージス艦「あたご」と新勝浦市漁協(千葉県勝浦市)所属の漁船「清徳丸」の衝突事故で、あたごの当直士官が、交代前の当直士官から「針路前方に漁船群が存在する」という引き継ぎを受けながら、具体的な衝突回避行動をしていなかったことが24日、第3管区海上保安本部(3管)などの調べで分かった。
3管では、責任者同士の引き継ぎがどのように行われたのか、当直士官2人から、業務上過失往来危険容疑で詳しく事情を聞いている。
3管などによると、当直交代の引き継ぎは事故22分前の19日午前3時45分から10分間かけて行われた。艦橋にいた交代前のレーダー担当は、清徳丸や僚船とみられる漁船群を針路前方で確認しており、当直士官間で引き継がれた。当直交代時には、レーダーや見張りなど担当者同士のほか、当直士官同士でも重要事項などの引き継ぎを行う。
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イージス艦が何か自分が回避できる手段、もしくは漁船側が回避できるような措置を講じていなかったのなら、これは問題だと思う。
しかし、単純に考えて目の前に「漁船群」が居る状態でイージス艦が右へ左へと進路を変更して動く方が漁船側からしても避けずらいのではないのか。
清徳丸以外の漁船が左右に散らばってよけている状況の中で図体のデカイ、イージス艦が無闇に動く方が波が立ってしまし、漁船としては動きが取りづらく迷惑な話なのではないか。
まあ、私は船に関しては全く素人ですから、単純に思った疑問である。誰か詳しい方の解説をお聞きしたい。TVでは恣意的過ぎて真実が見えてこない。
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しかしながら、その機を逸し危険距離を意識して以降個々の漁船が、かなり無謀とも思われる回避行動をとり始めた(直前横断、直前反転等)ため、複数の目標に対処しきれず、半ば祈るような気持で針路速力を保つことにより、漁船側が衝突を避けてくれることを、期待したのではなかろうか。
これを自衛艦の「そこのけそこのけ」の驕りとか、大船の傲慢と言い切るのは、酷であろう。重大さは別として双方にまさかの判断ミスが生じた結果である。
自衛艦の見張、運行、当直の態勢は見直されるべきである。しかしながら、船乗りどうしが相手を罵り合ってマスコミの恣意的報道に拍車をかけることもあるまい。