靖国神社分祀、改めて主張 古賀遺族会会長
〜引用開始〜
日本遺族会会長である自民党の古賀誠選対委員長は6日、津市で講演し、「靖国神社が戦没者追悼の唯一の施設ということを基本に、国民すべてが、天皇陛下を含み、英霊の御霊(みたま)にお参りできる施設として残すべきだ」と述べ、改めて「A級戦犯分祀(ぶんし)論」を唱えた。古賀氏は「A級戦犯だけに責任があるとは決して言わないが、多くの戦没者の遺族を出してしまった。時の指導者の中で責任を取ってもらうのは一つの考え方だ」と強調した。
この問題をめぐり、日本遺族会は古賀氏の提案を受け、今年5月から合祀(ごうし)の経緯を検証する勉強会を開いている。
2007年10月07日01時24分 朝日新聞より
〜引用終了〜
ゴーリキーの部屋さんでは、
「私は分祀論者のA級戦犯を分祀したからわだかまりなく参拝できるという考え方には、到底賛同することは出来ません。」
と仰っておられます。
が、私は「分祀をすればわだかまり無く参拝できるならどうぞどんどん分祀してください」といいますね。
古賀氏がわかって言っているのかどうか定かではありませんが、「分祀する」ということは、「分祀しても靖国神社から御霊は無くなりません、靖国におられる御霊を別の場所にも分けて祀る」と言う事です。
一本のろうそくの火をもう一本のろうそくへ火を「分ける」と言う事が「分祀」です。これに近いのが「分霊」と言いますが。この事は保守と呼ばれる位置に属している方でもご存じない方が案外多いですね。
分祀よりもむしろ問題なのはこっちの方。
毎日新聞 2007年9月25日より
〜引用開始〜
「自民党の古賀誠選対委員長(日本遺族会会長)は24日、党本部で
の就任記者会見で、靖国神社問題について「福田(康夫)総裁と私は
全く同じ方向だ」と述べ、A級戦犯合祀(ごうし)により生じている
問題を解決する必要があるとの認識を示した。福田氏は官房長官時代、
国立追悼施設の建設に関する論議を進めたことがある。」
〜引用終了〜
福田首相は「無宗教の国立追悼施設の建設」と言い放っているが。古賀氏がこれに賛同していると言う事。
笑うしかないが「無宗教」なのにどうやって「追悼する」とう考え方が出てくるのかがやはり理解不能。無宗教と言う事は、死んだ人間は土に埋めて自然帰す、祈りや追悼などという信仰的な行為自体に意味が無い事を言う。
そんな無宗教な国立追悼施設など作っても靖国の御霊がお越しになられるのかということである。後世の我々の身勝手極まりない行動だと思わねばなるまい。
靖国神社の「国家護持」自体には私も大賛成である。「靖国は宗教ではなく一つの信仰」であり、宗教法人格を廃しこれを永世に引き継いでいくために国家護持とする。政教分離の原則をうたっている現憲法になんら抵触する考え方ではない、米国やイスラム国家などの「国教」とは考え方を異にするものである。
先の戦いで「国家のために」もしくは「行きたくないが国のために」といって戦地で散っていかれた皆様を後世の我々が哀悼の意を表し、追悼し続けていく事は当然の義務なのではないのか。それとも何か、戦前は国家が徴兵しておいて戦後になって国家では「関係ありません」と責任放棄する気か?
当時の価値観で生きた方々を現世の我々の価値観で身勝手に変えるという事は、東京裁判で戦勝国が事後法によって日本をリンチしたことと殆ど同じではないか。断じて許されない愚公だと考える。
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A級戦犯なんかもういないことも理解できない。
今の自民党も人材がいないですね。
民主や他の政党も同じ穴のムジナですけど。