≪巨大な自民党を支える創価学会≫


(一週間前ぐらいに久しぶりの友人から電話が掛かって来た。)


学会員:「今度、参議院選挙ってあるの知ってる?」と。

F:「知らない、何それ!?」

学会員:「○○法案って言うのがあるんだけど、これを今度絶対成立させないと駄目なんだよ。」

F:「なんでなの!?」

学会員:「これの法律が出来ないと、私らの払っている税金が特定の政治家や役人達の不正使用に使われるんだよ!庶民は一生懸命働いてるのにお役人は自分達だけ贅沢な暮らしをしてるんだよ!おかしいと思わない!?」

F:「ううん、まあ〜オカシイよね。」

学会員:「公明党はそれで今すごく頑張ってるから今度の選挙で公明党に一票入れて応援して欲しいんだ。」

F:「え〜、選挙行くのめんどくさいよ。大体何処で投票するのかも知らないし。」

学会員:「近くの学校とか、市役所とかそれぞれの地域に必ず近くに投票所があるから大丈夫だよ。」

F:「でも、選挙ってたしか日曜日とかだったよね?日曜日仕事で行けないからやっぱり無理だよ。」

学会員:「大丈夫、不在者投票っていうのがあるから投票日前でも投票できるし夜の20時ぐらいまで受け付けてるから。」

F:「へえ〜そうなんだ。まあとりあえず投票行っときゃいいんだろ、わかったよ。」

学会員:「絶対行って来てくれよ!」

F:「わかった、わかった。」


(投票日当日の朝になって、友達の学会員からまた電話が掛かって来た・・・)


学会員:「こないだ言ってた投票行ってくれた?」

F:「あ〜、仕事が忙しくって忘れてた。」

学会員:「駄目だよ〜ちゃんと行かなきゃ、俺ら市民は政治にこうして欲しいって選挙で訴えなきゃ」

F:「う〜ん、まあそうだけどめんどくせぇ〜な〜。っていうか今日も仕事だし」

学会員:「仕事終わってからで良いから。今日の晩20時ぐらいまでやっててそこで締め切りだからちゃんと行って来てくれよ〜」

F:「う〜ん、わかったわかった」


(更にその日の投票締め切りの一時間前ぐらいに電話が掛かってきた・・・)


学会員:「ちゃんと行ってきてくれた?」

F:「う〜ん、今から行くよ。で、誰に入れりゃいいんだよ?」

学会員:「比例代表制っていう選挙制度だから誰々の名前書かなくても公明党で投票してきたら良いよ。」

F:「へえ〜そうなの。今そんなのになってるんだ。じゃ入れてくるよ。」

学会員:「入れるの公明党だよ!公明党!」

F:「何度も言わなくても分かってるよ、公明党だろ」

学会員:「うん!じゃあ、お願いね〜!!」

F:「はいはい。」

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こんな経験をした人は居ないだろうか??


学会員ではない人間にこうしたしつこい電話攻勢を掛けて公明党に1票入れさせる行為を『F(フレンドのF)取り』と呼ばれている。


こうした『F』集めの成果によってその地域グループでの「立場」が学会員の中で決まってくるのである。

そうした『F取り』の成果が思わしくない者に対して、

「あなたは信心がまだまだ足りないんだよ!!」

「そんな事では現世において功徳は積めず、ろくな人生にならないぞ!!」

「池田大作先生に申し訳ないと思わないのか!?」

などの叱咤激励?いや、罵倒にも近い言い回しで学会員を煽るのである。


宗教団体に入って、年会費払わされて、選挙活動まで強要されて、罵倒されたんじゃ何の活動してるんだかでサッパリわかりませんな。

親しい間柄の人間の場合だと、選挙投票日当日に遊ぶ約束をして、話の流れで上手くその友達の住んでる地域の投票所まで『F』を連れて行き、公明党に投票させる方法もある。

そして、更に強引な者の場合、選挙投票日までに3回以上もの戸別訪問を行い、確実に、そして強引に公明党に投票するように仕向けると言う。

政治や選挙に対して普段あまり興味の無い人間から考えたら、「初めて選挙に行ったからなんか世の中にちょっと良いことしたかな」とか思ってしまうわけである。

この心理を上手くついて学会員は選挙により公明党議員の当選を促進させているのである。

そして今度の参議院選挙の選挙制度は「非拘束名簿式比例代表制」である。

この「非拘束名簿式比例代表制」というのは簡単に言うと、『「立候補者名」でも投票できるし、「政党名」でも投票できる』制度のことである。
当選する順番は個人名での得票数が多い者の順番で当選される「非拘束名簿式」といわれるものである。

これまでの参議院選挙は「拘束名簿式比例代表区制」であったため、『政党名』のみの投票で、各政党ごとで当選する順番を決めておく「拘束名簿式」であった。

そうすると見えてくるのは「比例代表区」という制度はこうした『F取り』を行う創価学会としては『Fに対して立候補者の個人名ではなく政党名で投票させれる』ので、政策云々以前に何となくうやむやのまま政治を知らない人間に投票させやすくなるわけであり、この手法に関して言えば非常に公明党にとって有利な制度であると言える。


それと加えて、選挙活動時期になると創価が積極的に行うのが『Kづくり』と呼ばれているものである。

『Kづくり』と言うのは、創価学会員であっても普段あまり積極的に活動をしていない、いわゆる『ミカツ』と組織の中で呼ばれている者を積極的に選挙活動に参加させる事によって組織の選挙活動を活発化させ、更なる『F取り』を狙おうという選挙戦略である。

そしてこの現世の中での勝負に『勝つ』事、『功徳』を求める『信心』を高める目的として、こうした選挙運動というのは、日蓮正宗から破門され、仏教的な教義と宗教団体としての活動意義を失った創価学会にとってはまたとない『イベント』の一つでもあり、実際選挙に勝つことによって強力な巨大宗教の一員として学会員個々の優越感と、達成感をもたらすのに都合の良い『イベント』となり、創価学会の士気と支持を保つ役割も担っているのである。

国家権力が、自分達が支援し当選した議員によって公明党にもたらされたことが、学会員にとって無情の喜びとなっている。

創価学会用語の中に「血の小便を流す」という言い方があるが、これは選挙の最後の局面、追い込み時期において、学会員が不眠不休で選挙活動に全精力を捧げ目的を達成する事を指している。


個人の政治活動においては憲法によって自由を認められているのは理解できるが、上記のような眼前明白な事実があるにも関わらず、これを『政教一致』と言わすに何をもって言うのか!!


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