≪はだしのゲンをテレビで久々に見た≫

 はだしのゲンは私が小学生の時にクラスの本棚に並べて置いてあったので休み時間に一生懸命読んでいた記憶がある。

中沢啓治
(原作者:中沢啓治氏、読売新聞から)

 その内容は子供には非常にリアルでショッキングな絵ばかりだったので今でもは鮮明に蘇えってくる。しかし今回のドラマでは以外にも特高などが登場する原作と比べればいささか当時の国家体制に批判的な部分に関してソフトタッチになっている事に驚いた。原爆投下後の町のシーンもマンガの方がもっとリアルだった。原爆の被害映像の部分を除けば家族愛を描いたフィクションドラマといった感じに仕上がっている。

 しかし、小学生の時に見たときもショッキングであったが、今見てもショッキングな物に変わりは無い。

 そして、よくもまあ米国はこんな残虐非道な事をやらかしておいてシャアシャアと「原爆のお陰であの戦争は終わった、我々は正しかったんだ」などと言えるもんだなと、改めて怒りをあらわにせざるえない。

 罵詈雑言は基本的に使わないが、これこそまさしく「鬼畜米英」と呼んでも何の差支えもないでしょう。

 戦争の是非云々の論争はさておき、私が今回このドラマの映像だけを見て思った事は「果たしてこの中岡大吉という主人公ゲンの父上は今で言う所謂「左翼」と呼ばれるような反戦・護憲一辺倒な父親であったか?」と、言う事である。

 ドラマを何も考えずに思考停止して見れば、父親は「反戦・反戦」というあたかも平和主義者のように映ってしまう。が、しかしよくよく考えてみればこの父親は「家族を守る為なら自分の命を投げ出してまで守り、戦う父親なのではないか」と言う事である。好き好んで戦闘で殺戮をしたいなどと間違っても思わないが単なる反戦主義者ではないということではないか。

 このブログでも常日頃訴えている事と符合するのがこの部分である。

 「自分の国は自分で守れ、自分達の家族は自分達の手で守れ」

 私はゲンの父親はこのごく当たり前の事を訴え、実践しようとしていたに過ぎないのではないかと思うわけです。

 ゲンの父親が国際法の知識があったかどうかは定かではないですが、日本本土の民間居住区域に無差別爆撃や攻撃があると言う事は現時点で日本に本土防衛する余力も残っていない、「日本は戦争に負けている、いや負けるだろう」といち早く察知していたのではないか。それなのに我が国は根こそぎ自国民を戦闘へと狩り出している。これが国民を守る義務がある国家のやる事かと。

 ゲンの父親はそう思ったのでしょう。

 現在の価値観が入ってしまっているので正確に当時の方々の想いを汲み取る事は私には不可能です。しかし、少なくとも今は国民が国家を支え、国家は国民を守るという当然の義務を果たさなければならないのは自明のことです。

 しかし、私も私の家族・国家が殺されそうな時、もう殺されるしか道がないと分かれば災いをもたらす者に対して最後の渾身の一撃を食らわせて死にたい。

 だから特攻へ志願された英霊の方々を犬死だと蔑み、罵る者は断じて許しがたい。願いもしない戦場へ行かなければならなくなった英霊の皆様に毎年哀悼の意を表する事は我々後世に生きる日本人の責務なのではないかと思うのです。

 原爆は使用されれば通常の兵器よりも甚大な被害をもたらすまさしく大量破壊兵器です。しかも、我が日本の周りはそれを発射準備まで完了している国々、支那(中国)・ロシア・北朝鮮などに囲まれているのです。

 そして、精神的にも経済的に侵食が進んでいる。この部分は米国も含めなければならない。

 紙切れ一枚の憲法9条と、非核三原則でどのように国を守っていけるのか。「核の無力化」と訴える者が居るが、果たしてどのようなプロセスを通じてそれを達成しようと画策しているのか。

 戦場で散って行かれた英霊も、ゲンの父親も己の国と家族を守るという気持ちに変わりは無かったはずです。(原作者は私と全く違う思想と意図を持って描かれていますが、本エントリーは敢えて自分なりに解釈をしてみた。)

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